新学期が始まりました。
夏休み明けで子供にはこれまでと違った生活様式が訪れます。
すんなりと学校に行ってくれれば良いのですが、なんらかの体調不良などで登校を渋ることがありますよね。
明確に熱があるなど親が見ても休ませた方が良いと言う場合は納得できるのですが、明確でない場合は対処に困ります。
私は明確な原因がない場合は、一旦は子供の判断に任せることにしています。
登校を渋るには子供なりの理由がある
登校を渋るには子供なりの理由があります。
言葉では表せない体調不良や夏休み明けで生活リズムが狂っていることなどです。
朝起きることができない場合も、生活リズムが狂っているからでしょう。
まず、子供の思いをじっくりと聞く
頭ごなしに「学校に行きなさい」と言ってみたところで、物事は単純に解決しません。
まずは子供が思っていることをじっくり聞くことが大事です。
子供が「(親に)安心して話すことができる」となれば、心を開きます。
そうすれば、体調不良なのか、宿題が終わっていないとか、夏休みで遊びすぎて疲れているとか話すでしょう。
もし「話したくない」のであれば、無理に聞き出す必要はありません。
子供が悩んでいるとき
子供が悩んでいるときは、一緒になって考えることです。
必要に応じてアドバイスをすることも大事ですが、あくまでも「子供目線+人生の経験者」としての話をすることです。
例えば、「文化祭の準備で自分がこんなに頑張っているのに、友達が協力してくれず、疲れちゃった」と悩んでいる時。
まず「頑張ったね」と労をねぎらうことが大事です。
その上で、友達と子供の思っていることが違うこと、友達もなんらかの協力をしてくれる。
でも、子供の要望が友達にきちんと伝わっていないことなど、お互いの認識の差があることなどを伝えます。
で、認識の差をどう埋めたら良いのかをアドバイスします。
子供の判断に任せる
アドバイスをしてスッキリすれば良いのですが、単純には解決しません。
また、素直に話してくれるとも限りません。
私は、ある程度解決してもはっきりしないとき、登校するかどうかは子供の判断に任せることにしています。
「不登校になっても良い」と腹をくくっておおらかに
新学期からいきなり登校を渋ると「何やってんだ!」と思いたくなるのもわかります。
しかし、子供は子供なりに考え、体調不良の場合も含めてなんらかのメッセージを送っています。
ですから、頭ごなしに「学校に行きなさい!」と言ってみたところで、事態は良い方向に向かうとは限りません。
ですから、「不登校になっても良い」と腹をくくっておおらかに接することも時には必要です。
おわりに
子供も一人の「人間」です。
小学生であれば親の援助が必要ですが、中学生・高校生になれば「大人」として接した方が良いでしょう。
まずは、子供の考えていること悩みをよく聞くことです。
その上で、子供目線で一緒になって考えることが大事です。
親があたふたすると子供は敏感に感じ取ります。
焦らず、じっくりと構えてみてはいかがですか。