長男は大学を卒業して就職も(大学院への)進学もせず、フリーターになりました。
最近、花屋さんに就職が決まりましたが、4か月ほどはフリーターで過ごしました。
当初は大学院に進学する予定でしたが、教授との関係で進学をやめ、就活もしていませんでしたから。
私の子育て方針は、子供の考えを尊重する、親の考えを押し付けない、などです。
ですから、「俺、フリーターになる」と言った時も、「OK!」と返事しました。
目次
子供との信頼関係が築けているか
長男は小学1年生の時に不登校になり、卒業するまでには登校できるようになりました。
その時私は、長男のしたいようにさせて、じっくりと向き合ってきました。
特に注意したのが「親の考えを押し付けない」「見守る」です。
小学生ながらも親の考えを知って、長男は安心して自宅でも過ごせていたようです。
今考えると小学校6年間は、子供との信頼関係を築く土台を作っていたのでした。
いつからでも築ける子供との信頼関係
このように話すと、「うちは信頼関係を築くタイミングを逃してしまった」と言われる方がいるかもしれません。
でも大丈夫です。
子供と信頼関係を築くのにタイミングが遅かった、ということはありません。
もちろん、親の考えや思考のクセは簡単に直すことはできません。
ですが、親としての振る舞いを徐々にでも変えていくことは可能です。
子供は親の変化を敏感に感じとりますから、自己変革の努力をしている親を見て「なんかいつもと違う」と思います。
ですから、「信頼関係を築けなかった」「もう遅い」ということはありません。
何歳になっても子供は親を見ている
大学を卒業する段階でも、子供は親が自分をどう見ているか、を気にします。
長男は、これまでの私たち夫婦の振る舞いを見て「フリーターでも苦言を呈さない」と判断しました。
長男の予想は見事にあたりました。
「俺、フリーターになる」と言った時、私は「OK!」と答えました。
親の考えを押し付けてもダメ!子供の幸せとは?
親が子供のためを「思って」いろいろ助言をするのは悪くありません。
ですが、子供の考えを押さえつけてまで助言をするのは良くないです。
結局、それは親の自己満足でしかなく、上から目線になっているからです。
子供は子供なりの考えとビジョンを持って行動しています。
それを、頭から否定するような「助言」は百害あって一利なしです。
自ら行動するまで気長に待つ
私は「助言」もしませんでした。
とにかく、子供が自ら行動するまで気長に待ちました。
というより、コロナ禍でなければ視野を広げるために、外国旅行でもしたらいいと思っていました。
そのことを子供に話すと逆に飽きられました。
子供は自ら考え行動する
子供は自分の考えを持っていて、自ら行動します。
それを親としては最大限受け入れることが大事です。
ただ、犯罪行為などは受け入れることはできませんから、親として子供の行為を止めなければいけません。
犯罪行為以外はなんでもOK!という姿勢を示すことで、子供は子供なりの責任を感じるはずです。
子供が「俺、フリーターになる」と言った時
大学院への進学を止めるまでには子供なりにいろいろと考え抜いたはずです。
その考えを受け入れて、おおらかに受け止める。
子供の考えを否定せず、尊重することが大事です。
もともと、30歳くらいまでは勉強の時期と考えていましたから、大学を卒業すると同時に就職するか進学するかの二者択一という考えはありませんでした。
フリーターという道を選択しても、その後もずーっとフリーターであることは考えにくくて「まあ、じっくり考えればよい」と思っていました。
結果的に花屋さんに就職が決まったわけで、それは嬉しいことです。
もし、「なんだ、大学卒業して花屋さんか。。」と思われる方がいるかもしれませんが、それは一つの考えで何が正解かなんてわかりません。
おわりに
長男は自分の人生を全うするために自ら考え行動しました。
私はその考えと行動を尊重しています。
子供はこれまでの経験から「この親ならなんでも話せる」と思ったのでしょう。
親としては大きく構えて焦らないことが大事です。
今後の長男の行動に注目しています。
2022年8月28日追記
8月上旬に「生花店」に就職が決まりました。
9月から勤務します。大学で学んだこととは違いますが、本人の決めた道ですので、応援したいと思います。